No.１３０「姉と弟」

萬小間物卸小売商

丸亀市本町２丁目 吉岡商店

弟は水兵さんの制服を着て軍艦を持ち、下におもちゃの汽車が走っている。
姉の赤の羽織はかま、弟のブル−の水兵服のコントラストが実にあでやかである。
背景の「富士」、姉が持っている「鷹」、弟の横の台の上の「なす」で、一富士、二鷹、三なすびとめでたい構図である。
「一富士、二鷹、三茄子」、縁起の良い夢を順に並べている語。駿郎の口の諺。
日露戦争後の明治後期のもの。