No.95 「新劇−なさぬ仲−」

この引札は、1997年3月23日以降、人の方々にご覧いただきました。

新劇−なさぬ仲−

和洋ろうそく、びんつけ(鬢付油の略、日本髪でおくれ毛を止め、髪型を固めるのに用いる。)、燈明用ろうそく、タバコ紙(当時、葉タバコは喫煙者が自分で専用の紙を買い、巻いて吸っていた。)類卸小売
丸亀市上南條町 たきや事 早島商店
新劇とは、欧州の近代劇の影響を受けて創り出された演劇で、歌舞伎や新派演劇とは異なる新しい演劇という意味で「新劇」と言う。明治40年代に本格的に上演され出した。
壁に裸体画が掛けられている。裸体(ヌ−ド)は、今も昔も変わらず、人気があった。
明治20年代から裸体画に関する議論や規制が行われるようになった。
舞台装置がかなり洋風化しており、明治後期か大正初期のものか。